今回は絵コンテ講座から一部をご紹介したいと思います。
絵コンテ講座なので、説明の仕方も、
ホワイトボードに絵コンテを描きながらとなります。
こちらの説明図は、話しながら5秒程度で描いたもの。
私のポリシーとして、
「1秒でも早く伝えるための絵を描く」
というものがあります。
さて、これをもとに少し解説します。
この説明図では、
カメラ位置をどう決めるか?について解説しました。
カメラをどこに置いてどう撮るかで、
映像は糸が変わります。
<撮影範囲>
引きの映像、とか
寄りで撮る、とか
言われる部分ですね。
引きは情報を伝え、
寄りは感情を伝えます。
A:その人物が置かれた状況や人物の着ているものなどを見せる
B:スタンダードな撮影
C:焦っている、キョロキョロしているなど、その人物がの感情を見せる
<撮影アングル>
俯瞰で撮る、煽りで撮る、
などと言われる部分です。
1:無難な撮影
2:人物を小さく(頼りなさそうに)見せる
3:人物を大きく(大物そうに)見せる
角度によって、被写体の印象が異なってきますし、
角度を強調するとその印象も強調されます。
この、撮影範囲と、撮影アングル。
これらを考えると、どうやって撮るかの答えが見えてきます。
ビジネス動画であれば・・・
A+2=どんな環境で仕事をしているか(人が少ないと寂しそうに映る)
B+3=自信まんまんに語る姿(やや傲慢に見えてしまうかも)
C+1=まっすぐ前を見据えた決意(求職者であれば濃すぎる印象に)
ある人物の仕事風景を追いかけるなら、
「A+軽く2」でその様子を撮り、
インタビューは「B+1」で、
時々「C+軽く3」で表情も追いかける。
こういう知識があれば、撮影が始まる前に
どこにカメラを置くかが準備でき、
その撮影にどんな意味があるのかが説明できるようになります。
もちろん、前から撮るか横から撮るか、などいくらでも話は複雑になっていきます。
でも、大まかな分類を知っておくだけでも、
撮影の場所を決めるのに役立つと思います。
絵コンテセミナーは定期的に開催しておりますが、
あまり頻繁ではありません。
ご興味ある方は出張講座も受けております。
自社の撮影マニュアルを絵コンテにしてしまうと、
今後社内で引き継ぎをする際も楽になります。
それぞれの撮影意図も引き継げますし、改善もできるようになります。
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