問い合わせを受けてみたら、
「それ、動画制作じゃない・・」
ってことも多い。
というより、
★案件は単純に
「撮影と編集だけやればいい」
ってことの方が少ないのです。
そもそも動画を作る目的は
動画を作ることではありませんね。
動画は、動画を作って終わりではない。
プロモーションだったり
ブランディングだったり、
認知度アップだったり、
動画を作る目的がある。
そしてその目的を達成するためには、
動画を作ってからそれを公開する必要がある。
その公開する方法によって、
動画の取り扱いも変わってきます。
みなさんが動画を発注するとして、
動画を埋め込むウェブサイトについても知りたいでしょう。
SNSで効果的な見せ方も気になる。
広告ならば、動画を見た後にアクセスするページとの連動もあります。
動画を見てもらうためのプロモーションも必要です。
サムネイル制作やコピーライティングも知りたいところ。
イベント会場のブースで流すなら、
モニターの設営やらループ再生についても気になるでしょう。
* * * *
結局、動画を作るということは、
動画の中身だけでなく、
その周辺のことも考えなければなりません。
これが、動画が難しい、と感じる理由の一つです。
- ウェブサイトの知識も、
- 広告やプロモーションも、
- 動画配信やサーバも、
- 著作権も、
- コピーライティングも、
- SNSの運用も、
- デザインも、
- 画像も、
- アニメや3Dも、
- 外国語(字幕)も、
- イベントも、
・・・
動画制作は、どこまででも広がっていきます。
動画を作りたいと思ったら、
一度、【全体像を描いてみる】といいでしょう。
【全体像を描く】例として、
私のやっている事業をご紹介します。
私は「動画制作だけ」は
本業にしていませんが、
動画制作の周辺も含めた、
ビジネスモデルの構築サポートをしています。
つまり、動画を使ったビジネスの
全体像の構築を仕事にしているのです。
例えば・・・
●”教える”ビジネス構築
- パワーポイントのまとめ方
- セミナー集客
- DVDの販売・オンライン講座化
- 広告プロモーション
●動画を活用した営業マン育成
- 商品カタログを動画化
- タブレットを使ったトーク術
- 社内の商品を次々動画化する方法
- 動画ファイルのやりとり・管理法
●店舗のイメージ戦略
- ホームページやブログ
- 動画の更新、SNS活用
- 認知アップと集客
- チラシと動画の連動
* * * *
【全体像を描いてみる】
という意味が伝わったでしょうか。
こういった広い視点を持つと、
それぞれのビジネスモデルの中の
動画制作の位置付けや重要度が決まってきます。
すると、
どの程度凝ればいいのか、
どの程度費用をかけられるのか、
どの程度の長さがいいのか、
などといったことが導かれてくるのです。
「カメラはどれがいいか?」
「制作会社はどこが安いか?」
などという枝葉末節ではなく、
大きく大きく考えてみる。
動画制作に詰まっていたら、
一つの突破口になるかもしれませんよ。