みんな上司なんです


私はよく「上司」という存在について触れています。
 

担当者がどれだけ考えても、
上司が違う意見(というかただの感想)を言う。

 

上司が口にしたもんだから、
担当者はそうしなければならなくなる。
 
そしてさらにその上の上司に見せたら、
また新しい感想によって振り回される。
 
担当者は制作会社に
何度も修正をお願いする。
 
動画の制作会社を選ぶ時、
<修正回数が何回まで>
が重要になるのは、
上司の気分だけコロコロ変わるから。
 
この堂々巡り。
 
★どんな制作会社に頼もうと、
結局は、「上司のセンス」が上限です。
 
・・・という風に、
否定的に書くわけです ^^;
 
* * * *
 
なぜ私がこういうことを
”あえて”書いているかというと、
 
3つ、理由があるんです。
 
【1】自分への戒めとして。
 
私自身、上司的な立場で
人に接することが多い。
 
だから、自分への戒めとして
厳し目に書いています。
 
【2】上司としての判断材料を提供したいから。
 
ただ知識と経験があれば作れるかというと
それは間違いです。
 
関わる人々の「力学」でできあがる。
 
誰が決裁権を持っているかで
進め方も作風も決まります。
 
その人の意見が左右するから。
 
しかし、
動画制作が経験豊富な決裁者というのは、
世の中、圧倒的に少数派でしょう。
 
だから、
「こう判断する」
という知識を共有したいのです。
 
【3】結局みんな、上司だから。
 
自分が決裁者トップでなくても
指示をする相手がいれば「上司」です。
 
動画を外注するとしたら、
制作会社に対して担当者が
「上司のような立ち位置」になります。
 
上司の気まぐれ感想に振り回されていた担当者も、
外注先を感想で振り回すことになるかもしれない。
 
だから【2】と同様に、
「判断材料」をお届けしたいのです。
 
* * * *
 
知り合いのプロのカメラマンで、
「自分の意見を一切言わない」
ことをポリシーにしている人もいます。
 
彼はあくまで<作業>に徹し、
ありとあらゆる決定はクライアントに任せる。
 
「どこから撮りますか?」
「それでいいですか?」
「次は何をしますか?」
 
作った後で変更に振り回されないように、と考えているのでしょう。
 
動画制作が、
1+1=1 になってしまっている。
 
クライアントと制作会社で、
どちらか意見の強い方に全面的に偏る。
 
それはたいていクライアントであり、
=上司です。
 
これが、外注制作の実際。
 
やはり、
1+1=3 みたいにするのが理想です。
 
クライアントの商品知識や情熱と、
プロの表現方法を組み合わせ、
 
新しく魅力的な伝え方ができる。
 
最後に、
「お前はどこの立ち位置から話しているのだ?」
という点について。
 
私は、動画ディレクターもやっています。
動画を作る際の道筋を作る担当。
 
クライアント側について
制作会社と交渉することもあれば、
 
カメラマンや編集者として
黙々と仕事をすることも。
 
そして多くは、
案件全体のディレクションをしています。
 
自分のことは、動画制作案件の
<通訳、緩衝材>だと考えています。
 
ビジネスにおいても必須でありながら、
誰も学校で学んだことがない、
「視覚的な表現」というもの。
 
これからもこの分野を
追求していきたいと思います。