動画制作には
おおまかに次のような工程があります。
1)企画を立てる
2)シナリオを書く
3)準備をする
4)撮影する
5)編集する
6)公開する
今回は、この工程の中にある、
大きな<壁>について
お話ししたいと思います。
それぞれ、
考えることもやることも違います。
どれが一番大変か、
なんてことは言えません。
それぞれ大変さがあります。
ただ!
僕がこれまでいろんな制作現場を経験して、
そして多くのアドバイスをしてきて、
感じる<壁>が一つあります。
動画の壁はこれ!
それは、
2)シナリオを書く
↓
3)準備をする
ここです。
企画やシナリオというのも、
意見がまとまらなくて大変だったりしますが、
それでも社内やチーム内でなんとかなるもの。
しかし、いざ撮影となると、
そこから一気に関わる人が増えます。
話がいきなり、現実的になっていきます。
しかも、撮影日が決まっていたりして、
時間も無くなります。
撮影場所が使える時間の制限もありますし、
関わるスタッフのスケジュールも限られます。
とにかく、怒涛のように時間が過ぎて
パニックになるのがここなのです。
だから、ここから外部の制作会社に
依頼する企業もあるでしょう。
自社で撮影するのではない場合は、
ここから手が離れることになります。
つまり、何が起きているのか、
撮影が終わってデータを確認するまで、
よくわからなくなる部分です。
ワクワクするかもしれませんし、
不安で仕方ないかもしれません。
やはり、
2)シナリオを書く
↓
3)準備をする
ここは大きな分岐点なんです。
動画制作の難しさは、
ここにあります。
どんなにしっかり企画しても
(したつもりでも)、
いろんな人が登場して、
思いもよらぬ方向に行ってしまうことがあるんです。
だからこそ、
最初の企画段階で、
方向性をぶれないようにすることが大重要です。
映画の世界では、
『シナリオが王様である』
という言葉があります。
これは、最初にどれだけ作り込んだかですべてが決まる、という意味でもあるんですね。