動画制作について聞かれるとき、
そのほとんどは、撮影機材や編集ソフトについてです。
仕方ないとは思うのですが、
やはり私としては違和感があります。
このメルマガでも再三お伝えしている通り、
動画制作は「人に左右され」ます。
ここで言う「人」というのは、
各方面のいろんな人を指します。
- クライアント上司
- クライアント担当者
- 代理店
- 出演者
- 制作会社ディレクター
- 制作会社カメラマン
よく登場するのはこのあたりでしょうか。
さて、今回は「出演者」について
書いてみたいと思います。
一般的な企業様の動画制作では、
出演者というのはたいてい一般の方です。
つまり、撮られた経験が少なく、
カメラの前で話し慣れていない方々。
こうなると、インタビューや取材撮影は、
大きく「人」に左右されます。
* * * *
ある撮影の現場。
同じ内容のインタビュー撮影を、
AさんとBさんの2人続けてやりました。
この2人が、とても対照的だったのです。
まずAさん。
落ち着いて微笑みながら、
短い言葉でロジカルに話されました。
撮影も短時間で終了。
一方でBさんは、話しているうちに
自分が何を話していたか分からなくなってしまう人でした。
話し終わる前に
「あー、何だっけ・・」
と頭をかいてのけぞる。
質問と違う答えが返って来たり、
期待する言葉が得られなかったり。
Aさんの倍以上の時間をかけて、
ずっと編集のことを考えながら収録を終えました。
編集ソフトがどーのこーのの前に、
AさんとBさんでは、
編集にかかる時間が全く異なることが想像つくのではないでしょうか。
* * * *
撮影というのは、
運を天に任せることではありません。
プロとして、相手がどんな人であろうと、
結果を保障しなければならない。
それは決して、撮影機材を揃えることだけではないんです。
★動画制作は「人に左右され」る。
これを意識しておくことが、
トラブル耐性ができていく一歩だと思います。
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