動画を作るとなったら、
セミナーを受講する人は多いでしょう。
成功事例をせっせと集める人もいるだろうと思います。
まあ、学ぶのはいいことです。
人の話を聞くも悪くはありません。
ただ、やはり自分で手を動かしてみてほしいのです。
私はこのメルマガで、
「自分でやってみましょう」
と繰り返しお伝えしています。
「知ること」と
「やってみること」は
大きく異なるからです。
* * * *
動画を作るとき、
もっとも多いパターンの一つは、
「インタビュー撮影」だと思います。
つまり、
話している人を撮影する。
インタビュー撮影のコツとか、
こうするといいよ、なんて情報は、
うなるほど転がっています。
しかし、ですね。
ネット上や本で得られるのは、
「プロがプロを撮るときのテクニック」
なのです。
プロのカメラマンが、
役者を撮影する場合のような情報。
一方で、
これから撮影を始める人は、
「初心者が素人を撮るときのテクニック」
を知っておかなければならない。
撮る側も撮られる側も、あまり経験がない、ということ。
ところがこういった視点でまとまっている情報は見かけません。
この2つ、全く異なるんですね。
少し比べてみましょう。
▼ロケ地
- プロ:スタジオ
- 素人:普通の会議室
▼光
- プロ:照明機材
- 素人:自然光と蛍光灯
▼騒音
- プロ:防音完備
- 素人:雑音、騒音だらけ
▼インタビュー相手
- プロ:慣れている
- 素人:緊張する
▼撮影機材
- プロ:何でもある
- 素人:限られる
▼撮影時間
- プロ:確保されている
- 素人:限られる
▼全体指揮
- プロ:ディレクターが行う
- 素人:自分たちでやる
* * * *
情報だけ集めるというのは、
「プロがプロを撮るときのテクニック」
だけを聞いて分かった気になるようなもの。
これは危険です。
ぜひ、自分で手を動かして
カメラで撮影してみてください。
おそらくかなりの確率でうまくいきません。
その時は、うまくいかなかった点を、
私に相談してください。
それらを一つ一つ改善していく。
これこそが、レベルアップです。
手を動かしてみること。
ただ漫然とセミナーを聞き続けるより、 多くの気づきが得られること間違いなしです。