動画制作のお仕事をいただく。
大変ありがたいことですが、
撮影環境が「まじかぁ・・・」ということが多々あります。
撮影に困る要素というのは、
実はとても多いんです。
- うるさい場所での撮影は厳しい
- 狭い場所での撮影は厳しい
- 暗い場所での撮影は厳しい
- 雨が降ると厳しい
- 時間が足らないと厳しい
- 近くで工事をしていたら厳しい
- 交通量が多い場所だと厳しい
- 上手に話してもらわないと厳しい
- リハーサルができないと厳しい
- 失敗ができない撮影は厳しい
・・・
いかがでしょうか。
そもそも、
<理想的な撮影環境>
なんてものは存在しない、
と考えていた方が実情に近い。
となると、ですね、
「撮影スキルがある」
「機材が揃っている」
ということだけでは、
動画撮影のお仕事はできないんです。
理想的ではない撮影環境では、
- 前向きであること
- コミュニケーション力があること
この2つの要素こそが、
最も大事と言ってもいいかもしれません。
動画の撮影をする時、
たいてい一人ではありません。
チームで撮影するかもしれませんし、
クライアントが目の前にいるかもしれません。
どんな条件下においても、
「参ったなあ」
という表情をしてはいけない。
★しかし、気をぬくと、思考は表情に出ます。
難しいのは分かっている。
厳しいのは分かっている。
その上で、
「喜んでもらえる仕事をしよう!」
というメンタリティーに持っていけるか。
* * * *
突然ですが、
『ツリーハウスを作る』という
アメリカのTV番組があります。
私はこれが好きでよく見てるんですが、
番組のホストは建築家で、
依頼人の要望を聞きながらツリーハウスを作ります。
毎回、とんでもない希望を次々言われる。
大工さんたちを集めると、
みんなから「えー」とか
「大丈夫か」とか声が上がるわけです。
この様子、とても共感するのです ^^;
しかしこのホストは、
その人柄でみんなをまとめていく。
時には大工さんに工具をプレゼントしたりして、
みんなを盛り上げていく。
(みんなもプレゼントが来ると、なんか無茶やらされるなと分かっている ^^)
結果、関わる誰もが、
「依頼主に喜んでもらおうぜ」
という空気感の中、仕事を開始するのです。
間違いなく、この建築家のスキルは、
単に設計ができる、ということではありません。
その辺りが、
この番組が好きな理由なんだと思います。
私がカメラ機材を触るときは、
できる限り手元を見ずに作業します。
目はクライアントやインタビュー相手に向け、会話します。
表情で安心してもらう。
カメラマンになりたい人は、
機材だけに集中してればいい、
なんて考えは捨てましょう。
お気軽にご相談ください!
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