撮影開始までの時間を確保すること。
前回の記事でそう書きました。
「撮影現場は時間がない!」
撮影開始までの時間、つまり、
撮影準備のための時間を失念しがちです、と。
さてこの「撮影準備」ですが、
どんなことをイメージしたでしょうか。
- 撮影場所に到着し、
- カメラなど機材のセッティング
と、こんな風に進んで・・
行かないんです!
この1.と2.の間に、
とても重要な作業があるのです。
- 撮影場所に到着し、
- カメラの位置を決めて、
- カメラなど機材のセッティング
この2.が意外に時間を食う!!
どんなに事前に準備をしていても、
たいてい、想定外のことが起こります。
「隣のビルで工事が始まりまして」
「会議が入って時間短縮を」
「このホワイトボード消せないのでこちらは写さないように」
「事務所のここは入らないように」
・・などと言われてしまい、方向修正が必要になる。
カメラを設置してみると、
- 写ってはいけないものが入り込んでしまう。
- どうしても顔が逆光になってしまう。
- 観葉植物が邪魔をしてしまう。
- 壁のポスターが入ってしまう。
- 社員のパソコンの上のキャラクター人形が入ってしまう。
こうして、
機材をセッティングする前に、
「どこにカメラを置くか?」
であたふたしてしまうのです。
クライアントの事務所の撮影なら、
そこをそんなに好き勝手に動かせないことも多いです。
もちろん協力してくれる場合もありますが、
「これでどうですか?」
「すみません、まだ写ってます」
・・・動かすものが多ければ多いほど、
時間がどんどん過ぎていくのです。
<撮影の準備>
これは、本当に奥が深く、
またケースバイケース過ぎてアドバイスも難しい。
できることは、準備のための時間を少しでも多く確保すること。
これに尽きるのです。