動画編集についての勘違いはコレ

編集のワザ

「動画の編集の仕方を教えて欲しい」

私は本当によくこう聞かれます。

 

ここで、ちょっと考えてみてください。
 
「料理の仕方を教えて欲しい」
と言われたら、どうでしょうか。
 
おそらく、
「ん?何を作りたいの?何の料理?」
と聞き返すのではないでしょうか。

 

動画の編集は、料理に例えられます。
 
撮ってきた素材を、
炒めて調理(編集)するわけです。

 

そのため、
 
「動画の編集の仕方を教えて欲しい」
というのは、
「料理の仕方を教えて欲しい」
と同じような質問なのです。

 

「動画の編集の仕方を教えて欲しい」
と聞かれたら、
「どんな動画を作りたいの?」
と聞き返さずにはいられません。

 

逆に言うと、
 
「セミナー動画の編集方法を教えて」
「運動会ビデオの編集方法を教えて」
 
など、目的がはっきりしているものは、
すぐにお伝えすることができるんですね。

 

とはいえ、
 
「動画の編集の仕方を教えて欲しい」

という質問をしたくなる気持ちも分かります。
 
つまり、

動画の編集の基本的なことを、
かいつまんで簡単に教えて欲しい、

ということですよね。

 

これは、メールではなかなか難しいので、
今後開催する
編集セミナーにご参加いただきたいのですが、
 
一つアドバイスがあります。

 

この質問の背景には、
 
「動画編集ソフトの使い方が
分かりさえすれば動画が作れる」
 
という勘違いが潜んでいます。

 

どうしても、
動画編集ソフトの使い方、
という【手法】にとらわれてしまいます。

 

動画は、【手法】ではなく、
【目的】にこだわるべき、
ということを常に考えてください。

 

例えば、
みなさんが作った動画を見た人に、
次のどちらの感想を持って欲しいですか?

 

A「ああ編集が上手だった!」
 
B「ああ分かりやすかった!」

 

当然のことながら、
Bがいいでしょう。

 

この、動画を見た人に持って欲しい感想が
【動画の目的】です。

 

ビジネス系の動画を作る目的、
見る人に期待するのは、
たいてい次の3つだけです。

 

【1】情報が伝わる
【2】何か行動してもらう
【3】良い感情を持ってもらう

 

この【動画の目的】を最初に決めること。
これが、動画制作の必須条件です。

 

動画を作りたいとき、編集したい時、
まず、動画の【目的】を決めて、
 
【目的】に沿った素材を集め、
それをどう並べていけば【目的】にたどり着けるかを考える。
 
その方法こそが、編集の仕方、なのです。

 

ここまで落とし込めていれば、
私は速やかに、
完璧なアドバイスを返せると思いますよ。

 

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