知り合いの家に招かれ、
旅行先で撮ったビデオを延々見せられる。
または、
結婚式の様子を撮影したビデオや、
子供のお遊戯会のビデオを延々見せられる。
相手によほど思い入れがない限り、
人生、こんな苦行はない!と思います(失礼!)。
ビジネスで扱われる動画も、
同じことが言えると思います。
動画がイマイチ嫌われがちなのは、
「相手の時間を奪ってしまう」
点が根底にあるのだと考えています。
資料やパンフレットが分厚くても、
興味なければパラパラとめくればいい。
ウェブサイトが長くても、
興味なければ早くスクロールすればいい。
しかし、
動画は、見る時間が固定されてしまうのです。
しかも、
目も耳も、自由を奪われてしまう。
ビジネス書は、
太字になっている部分だけに目を通すだけで、
言いたいことは伝わるように作られています。
ウェブサイトも、
強調したい部分は太字になっていたり、
装飾されていたりして、やはり記憶に残る工夫がされています。
さて、
では、皆さんの作る動画はどうでしょうか?
相手が早送りしたり、
音を聞けないシチュエーションだったとしても、
伝わるように構成されているでしょうか。
ビジネスにおける「いい動画」とは、
相手が必要なことだけを
必要に応じてピックアップできる動画のことではないか。
少なくとも、私はいつも、ここを意識しています。
◎イヤホンをつけなくても理解できるよう、
テロップを有効に活用しているか。
◎何の動画なのか最初に分かるよう、
タイトルを工夫しているか。
◎動画を見た後、得られるものが何か、
わかりやすく提示できているか。
◎動画の内容が多岐にわたるのなら、
項目ごとに動画を小分けにする必要もあるでしょう。
いかがでしょうか。
動画の企画の時だけではなく、
【編集】の時にも、
考えるべきことはたくさんあるのです。