ビジネスで動画を作るとき、
<インタビュー動画>
は外せないと思います。
つまり、相手にカメラを向けて、
そのコメントを収録すること。
お客様の声だったり、
社長の挨拶だったり、
先輩の声だったりします。
大事なことは、
誰を撮るにせよ、
「相手は撮られ慣れてない」
ということ。
ところが初心者というのは、
撮影にばかり一生懸命になります。
カメラの設定がどうとか、
正直、最初のうちはどうでもいいです。
だって、オートで撮ればいいから。
それよりも、
「撮られ慣れてない人」
を撮るときは、その演出の方が何倍も大切。
撮られ慣れてない人は、
頭が真っ白になったり、
目が泳いだりして、
うまく話せないものです。
こんな相手を、
どうやってうまく誘導するか。
これが、演出です。
相手をリラックスさせられれば、
その分だけ、動画の質が上がるんです。
さて、その「初心者の演出」のために
すべきことはシンプルです。
自分が撮られてみること。
皆さん自身が、撮られてみて下さい。
一度、カメラの前で話してみて下さい。
・・・こうアドバイスすると、
「そんなの嫌ですよ」
なんて答える人が結構な割合でいます。
★その「嫌なこと」を
他人に求めていることに気づきましょう。
嫌がるのは理解できますが、
一度撮られてみると、
カメラマンの指示が
いかに分かりにくいかが分かってきます。
相手(カメラマン)がいろいろ言ってくるんですが、
そのほとんどがピンとこないのです。
自分が撮られてみると、
- 「カメラマンの指示が理解できない!」
- 「理解できるけど、できないよー!」
のどちらかになるのです。
それぞれ、具体的に解説します。
▼カメラマンの指示が理解できない!
あいまいで感覚的な指示は
指示になっていないんです。
「もっと明るい表情で」とか、
「雰囲気のいい感じを出して」とか、
言われた方も、なんとか従おうとして、
だんだん、何を話しているのかが
分からなくなっていきます。
もう、悪循環。
▼理解できるけど、できない!
「下を見ないで前を向いて」
なんて言われても、
自分が答える内容を暗記したくて
印刷した紙を手で持ってたりします。
つい見ちゃうんですね。
* * * *
慣れてない人にうまく話してもらうテクニック、
というのはいくつもあり、
このサイトでも取り上げていきます。
今回お伝えしたかったのは、
撮られる側を体験することで、
撮られる側の悩みを共有できることです。
【相手に共感する】
これもまた、慣れてない人に
うまく話してもらうためのテクニックの一つなのです。