動画を提案するとき、
「やりづらい担当者」
に出くわすことがあります。
こちらの専門分野について、
詳しかったり、経験があるような人です。
「実は僕、一眼レフが趣味なんですよ」
「映画のエキストラをしたことあるんです」
「子供の動画をよく編集するんです」
なんてタイプですね。
こういった担当者が、
提案するこちらの味方になるのなら
大変ありがたいのですが、
逆に
「そのやり方、プロと違いますね」
「こっちのカメラ、使わないですか?」
「その編集ソフトよりいいのありますよ」
なんて言ってくると、やりづらい。
こんな時、どうしたらいいのでしょうか?
* * * *
★ 別に引け目に感じる必要はありません。
依頼しようとしている以上、
自分ではできないわけですから。
自分でも料理する人が、
コンビニでお弁当買うこともありますよね。
車を運転する人が、
タクシーを使うこともあるわけです。
★ 知識を競うのは逆効果です。
こっちだってもっと知ってるぞ、
と張り合っても意味がありません。
どころか「自分の知識は間違っている」
と認めたい人なんていませんから、
むしろ逆効果だったりします。
「お詳しいんですね」とやり過ごせばいい。
★ 知識の深さか幅広さで勝負しましょう。
とは言え、仕事として動画を扱う以上、
生半可な知識や経験と比べられても困ります。
こちらとしては、
・専門性の深さ
・情報の幅広さ
の2つで勝負をしましょう。
いくらクライアント担当者が詳しいとしても、
それはたいてい<一部分>だけです。
企画から撮影、編集からYouTubeなど、
全てに詳しい、なんてことは稀でしょう。
だから、全体の工程を提案できるのは素晴らしいこと。
また、撮影の経験があるとしても、
一眼レフとか、家庭用ビデオカメラだけでしょう。
だから、複数の撮影機材の経験があるだけで
プロを名乗れるわけです。
* * * *
最後にもう一つ。
もし余裕があるなら、
誰にも負けないものを探して、
牙を研ぐのもいいのかなと思います。
例えば、
私の<負けないスキル>は絵コンテです。
ただ絵が上手なだけでもダメ、
撮影のことを知らないと描けないからです。
2つの異なるスキルを組み合わせると、
かなり<負けないスキル>になることが多いです。
参考にしてみてください。