写真を見ると、素人の下手な写真と、プロの写真の違いは一目瞭然です。
動画も同じ。
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でもそれが具体的にどこなのか、なかなか分からないものです。
最初に考えるのは、カメラが高価ならいいんじゃないか、ということ。
しかし、それは解決策ではありません。
ビジネス動画において、画質がきれいになることがすべてではありません。
そもそも、最近のカメラはどれも十分にきれいです。
きれいな画質がよりきれいになることにあまり大きな進展はありません。
そこで、あまりお金をかけずに即効性のあるものをいくつかピックアップしてみたいと思います。
◎カメラを2台にする
1台のカメラで撮影すると、単調な映像の繰り返しになりますが、2台使うことでそれが避けられます。
よくあるのは、1台が全体を撮影し、もう1台が顔の表情のアップを狙ったもの。
TVの密着ドキュメンタリー系でも、表情のアップの映像は多いですね。
より伝わるものがあるからなんです。
デメリットは、撮影機材がシンプルに倍になること。
カメラマンも2人必要になるかもしれません。
外部に委託する場合は、見積もりも一気に上がるので注意が必要です。
◎マイクではなく、ピンマイクを使う
マイクを手で持って講演するスタイルも多いと思います。
が、ピンマイクを使うことで、両手を使ったスピーチスタイルになり、動きが増します。
また、声もよりしっかり拾えるようになります。
◎照明を使う
一般的に、セミナー会場で撮影すると、スピーカーの顔が暗いです。
光源(蛍光灯)が天井に付いているためです。
ここに、レフ板や小さな照明など、顔の正面から照らすものを用意すると一気に明るくなります。
ただ、直接光を向けるとまぶしいし、映像も女優ライトみたいになっちゃいます。
照明はあまり強くないものを使うか、ある程度の距離を置くといいでしょう。
そもそも、窓があれば、光が顔の正面に来るように会場を設置するかんたんな方法もありますね。
◎衣装や小物を使う
壁もクリーム色でスピーカーもスーツやジャケットが紺やグレーだったりして、全体的にモノクロです。
映像に華やかさがない。
そこで、着るジャケットを明るくするとか、壇上の机の上に花を飾るなど、シンプルな工夫で映像が変わってきます。
商品の説明などの場合は、実物を映像に入るように置いておくのもいいですね。
これが、女性向けセミナーやサロン業界のセミナーなどは、スピーカーもカラフルなジャケットを着て、参加者の髪の色も明るかったりするので、映像の雰囲気も全然違いますよね。
◎セミナー撮影で参加者の後ろ姿を入れる
一気に臨場感が出ます。
ただ、なるべく個人識別ができないように撮ることが大事です。
また、許可を取って、一人ひとり感想をインタビューするのも大きいかもしれませんね。