編集しやすいように話す7つの方法

撮影のコツ

ずっと教える・伝える仕事をしています。
 
だから長年、
「どうすると伝わりやすいのか」
を常に考えてきました。
 
やがて教材をたくさん作るようになり、
今度は、映像教材としてどう伝えるか
を考えるようになっていきます。
 
だからなのか、
 
自分を収録して自分で編集する時、
私の話し方はとっても編集しやすい。笑
 
分かりやすさ・伝わりやすさ、
というのは、必ずしもトークの
内容だけが影響するのではありません。
 
書籍なら、内容がメインでしょう。
しかし、映像となると、
もっと多くの要素が必要になります。
 

  • 内容にあった見た目・服装
  • 話し方や話すスピード
  • 滑舌や声のトーン

 
こういったことも重要な要素となります。
 
しかし映像にするには、
特に、収録した後それを編集するには、
さらに別の視点も必要になってくるのです。
 
私が話しながら気をつけている
7つのポイントをご紹介します。
 

この記事の目次

【1】言葉をきちんと区切る。

先に悪い話し方を説明します。
 
「あのぉー、そうですねえ僕の仕事・・・うーん、、まあ、その、よくIT系とかって略すんですけど、それだと意味が広すぎるというか、まあ・・・どういったらいいんですかねえ、一応ウェブ制作・・・っていうのが一番近いのかな、いややっぱ違うな・・」
 
こんな風に、歯切れの悪い話し方が最悪です。
どんなに高価な機材を使って撮ってもうまく編集できません。
 
「一言で言うとウェブ制作。特にライティングに特化して仕事をしています」
 
などと、シンプルに言い切るように話すと編集しやすい。
 

【2】短い表現を繰り返す。

これも同じ。
長く話す時も、比較的短い文章をつないでいくように話すといいでしょう。
 
「ウェブ制作にあたり、チーム制を取っています」
「私は営業とサポートからそれぞれ意見を吸い上げて一つにまとめていきます」
 
まあ、ここまで短くなくてもいいですが、
短い文章をつなぐことで、全体の長さ調整が簡単になります。
途中を削りやすいからです。
 
このメルマガの文章も、
2、3行程度の文章で区切ってあることに気づかれたでしょうか。
 
まさにこんな感じです。
 

【3】ロジカルに話す。

インタビュー音声を編集すると分かるのですが、
人の話は、実はそれほどロジカルにまとまっていません。
 
話があっちこっちに飛んだり、
主語と述語が繋がってなかったり。
 
これは日本語の特徴なのかもしれませんが、
ダラダラ始まり、最後の最後に結論を持ってくる。
 
電車の放送を聞いていると私はいつもイライラします。
「8時50分頃○○駅にて人立ち入りがあった影響で、○○線は50分遅延が発生しています」
 
欲しい情報は
「現在、○○線は50分遅延しています」
これだけじゃないですか。
 
もっと腹立たしいのは、最後の最後にどんでん返しがあったりすること。
「8時50分頃○○駅にて人立ち入りがあった影響で、○○線は50分遅延が発生していましたが、先ほど確認が終わり、間も無く復旧する見込みです」
 
先に結論を聞きたいわけです!
 
これは、インタビューも同じ。
 
「ポイントは3つあります」
「5つの工程があって、まず一つ目は・・」
 
結論から話す。
これは、ビジネスにおいても大事なポイントだと思います。
 

【4】あまり体を動かさない。

インタビュー映像というのは、途中をカットしながらつないでいくことが多い。
それだけ削る部分がたくさんあるんですね。
 
しかし、途中をカットして通して見ると、
人の位置が「カクッ」と移動したりする。
 
これを避けるには、できる限り身体や頭を動かさずに話すといいでしょう。
 
「えーーっとぉ・・」とのけぞったりしない。
軽く目線を上に上げる程度にする。
 
例えばこういうことですね。
 

【5】言い間違えたら、微動だにせず、 編集しやすい場所からもう一度言い直す。

言い間違えたら、
「あ、間違えた」と頭をかき、
「もう一回いいですか?」
と首をひねって別の人に話しかけたりする。
 
こうやって、映像的にブレていきます。
 
私は話す時、とにかく動きません。
 
「・・と、なりまつ・・」
噛んでもそのまま動かずに、
「・・と、なります。」
と言い換える。
 
これにより、編集した時、きれいに繋がります。
 

【6】話し終わりに笑顔を見せる。

インタビュー映像の最後は、笑顔で終わるといい。
 
しかし慣れていないと、仏頂面を続けてしまう。
考えながら話すからですね。
 
「今後、そうなれれば最高です(仏頂面)」
「今後、そうなれれば最高です(笑顔)」
 
どちらがいいかは考えるまでもありませんね。
 

【7】話し終わりに下を向かない。

経験則ですが、ほとんどの方が、
話し終わる度に下を向きます。
 
手元にカンニングペーパーがあったりするからです。
 
これは映像的に残念なことになります。
 
「今後、そうなれれば最高です(下を向く)」
 
インタビューの最後の最後で下を向いてしまう。
これは避けなければいけません。
 
インタビューする中で、締めの言葉になりそうな質問の時は、
カンニングペーパーを手元に持たせないなどの工夫が必要になるでしょう。
 
* * * *
 
7つご紹介しました。
 
これらは、自分自身が話す時だけでなく
他の人のインタビューを演出する際も、
使えるテクニックだと思います。

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