撮影についてのお話です。
もっとも気になる部分かと思います。
映画やCMや、ネット上での動画を見て、
「いい映像だな」と思った時、
それを分析することはありますか?
撮影というのは、
とにかくたくさんの【邪魔】が入ります。
そして、その【邪魔】によって、
映像はどんどん悪くなっていくんです。
* * * *
撮影の際に気にする点は、大きく2種類考えられます。
「映像を悪くする要素」と、
「映像をよくする要素」です。
例を挙げましょう。
- ピントが合っていなかった。
- 通行人など余計なものが映ってしまった。
- 逆光で顔が真っ暗だった。
- 映像が薄暗かった。
- 映像がブレてしまった。
などなど。
これらはマイナス要因です。
「映像を悪くする要素」です。
一方、
- 構図がかっこいい。
- 迫力がある。
- 色合いがきれい。
これらは、プラス要因です。
これらこそ「映像をよくする要素」なんです。
こういった要素は、撮る人の個性やアイデアから生まれます。
撮影の基本はシンプルです。
「映像を悪くする要素」に気をつけ、
「映像を良くする要素」をじっくり考える。
これだけなんですね。
もし、
自分が撮った映像に不満があった場合。
それが、
マイナス要因によるものなのか、
プラス要因が足らないのかを考えましょう。
この分析で、皆さんの映像は変わります。
そういった小さな積み重ねで映像が違ってきます。
そして実は、マイナス要因対策は、
カメラの基本設定として揃っているんです!
- 焦点が合っていなかった >>オートフォーカス
- 逆光だった >>逆光補正
- ブレてしまった >>手ぶれ補正
その他は、工夫で避けることができます。
- 薄暗かった。
明るい場所に移動するとか、
昼間に撮影するとか、
部屋を明るくするとか、
そういう簡単な工夫で避けられますね。
最後に、
・余計なものが映ってしまった。
これは、撮影の際に注意するべきことですね。
逆に言うと、注意すべき点は、
たったこれだけになるまで絞りこめるのです。