「簡単な動画」という意味のない言葉


「ほんと簡単な編集でいいです」
「そんなに質を求めてません」
 
動画制作を検討している方から、
こういった発言を聞きます。
 
本当に、頻繁に。
 
こう言うと安くなるのではないか
と考えているのがよく分かるんです。
 
誓ってもいいです。
 
どんなに相手が<簡単>と口にしても、
変更依頼はどっさりときます。
 
なのでこういう言葉に
影響を受けることはありません。
 
* * * *
 
改めて、
 
動画制作における<質>
について考えてみましょう。
 
動画にもレベルがあって、
・簡単な撮影は安く、
・難しい撮影は高い、
 
・・・そんなイメージはないでしょうか。
 
簡単だとか、難しいだとか、
こんな意味のない言葉もありません。
 
ある人にとっては難しいことも、
別の人にとっては簡単かもしれない。
 
つまり、なんの尺度にもなっていないんです。
 
動画制作の金額は、かかる時間で決まります。
 
かかる時間、つまり、人件費です。
だから、会社によって金額が異なるのです。
 
見積もりだけどんなに比較しても、
残念ながら求める答えにはたどり着けません。
 
私にとっての<動画の質>とは、
 
★クライアントが欲することを
より忠実に実現できること
 
だと定義しています。
 
ヒアリング力、提案力、引き出す力
こういった経験値がモノを言います。
 
そしてたいてい、
こういう経験値の高い人は、時間単価が高いです。
 
この「簡単・難しい」というのはややこしい問題でして。
 
例えばよく「簡単な編集ソフトを教えてください」と聞かれます。
 
自分で作る時は、内容によって編集ソフトを使い分けます。
そして、最もよく使うのはMacのフリーソフトのiMovieです。
 
しかし!
 
どこかから依頼されて動画を作るときは、
必ずプレミアプロを使うんです。
 
自分で作るときは、
求める機能や動画のゴールが明確。
 
だから「このソフトのこの機能で十分」というのがすぐに分かる。
 
一方で、依頼される場合は、
「どんな変更を頼まれるか分からない」。
 
だから、無難に何でもできるソフトを使うしかないんです。
もちろん【結果的に】iMovieで十分だったな、ということだってあります。
 
じゃあ、クライアントが最初から
動画のゴールを明確にできるかというと、
これは無理というものでしょう。
 
私たち専門家だって、
やってみたら違った、ということばかり。
やりながら軌道修正するのも日常茶飯事。
 
やはり、簡単・難しい、という言葉は、
動画制作のやり取りにふさわしくありません。
 
意味がないんです。
 
動画を依頼したい方は、
やってほしいことなどをとにかく
言葉をたくさん使って伝えましょう。
 
参考となる動画をたくさん集めるのもいい手です。
 
要望をたくさん伝えて、
それをしっかり形にしてもらえる。
 
そんな幸せな案件が増えることを祈っています。
 
ご相談はこちらまで!