問題はたいていメールのやり取りで起こる

企画・準備方法

ビジネス上のやり取りの多くは、
文章で行われます。
 
メールにせよ、チャットワークにせよ、
どんなツールを使うにせよ、
たいていの場合、文章でやり取りされます。
 
これは、動画制作においても同じです。
 
視覚的な表現物を
文章(文字)でやり取りする。
 
ここに、魔物が潜んでいます。
 
しかも、
ほとんどの動画制作案件において
登場人物は複数います。
 
・外注先
・クライアント担当者
・クライアント上司
 
最低でもこの3者くらいいる。
 
少し大きくなると、ここに、
 
・代理店
 
も加わります。
 
さあ大変。
いろんな人たちが、いろんな情報の
<伝言ゲーム>を開始するわけです。
 
* * * *
 
●「これを用意しておいてください」
とメールが来る。
複数の人間がCcに入っていると、
誰かが分かるだろう、とスルーされたりします。
 
直前になって、
「いや、そんなのは聞いてない」
「突然言われても困る」
なんてことになったりします。
 
●メールをそのまま転送するだけで
「伝えた」つもりになるが、伝わっていない。
 
「そういう意味だとは思わなかった」というパターンも多い。
言葉としてはやり取りされていても、本質的に伝わっていない
 
●「〇日に送ったデータは使わず、
今日のデータを使ってください」みたいな
ぼんやりしたやり取りをやってしまいがち。
後日、どれがどれだか分からなくなってしまう
 
●送られて来たデータが読み込めず、
同じファイルに対して何度もやり取りが発生してしまう。
結果、データを取り違えてしまう。
 
●修正編集している最中に
「先ほど送ったもの、やっぱり止めて
こちらに差し替えてください」なんてのが来たりする。
 
●メールの指示通りに修正したつもりが、
意図が全く異なっている。
修正したものを元に戻すためにさらなる混乱が生じてしまう
 
●バージョンの違うロゴデータとか、
関係者しか判断がつかないデータもあったりします。
データが増えるに従って、混乱が増していきます。
 
・・・書いてて本当にゾッとします。
 
私が制作の過程で注意しているのは
次のようなことです。
 
○絵コンテを用意する。
しかもできるだけ完成系に近いものを目指す。
 
○打ち合わせは必ず対面で行う。
 
○曖昧な表現は使わない。
 
○撮影地はできる限り事前に確認しておく。
※ただ、出張ロケもあります・・。
 
○USBメモリやデータを扱う場合には、
必ず名称と日付をつけて整理。
 
○データが送られて来たらすぐにダウンロード、
日付をつけてフォルダにまとめておく。
※すぐに作業に入らないとしても。
 
○編集は以前の状態にすぐ戻れるように作業を進める。
 
・・・まあ、それでも問題は起こるんですけどね。
とにかく答えはないのです。
 
一つだけ言えるのは、
コミュニケーションで楽をすると、
痛いしっぺ返しが来るということ。
 
一つ一つ冷静に確認しながら進めましょう。
 
ご相談はこちらまで!

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