無難か、すごいか、特化型か

企画・準備方法
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機材の選び方のお話です。
※あまり詳しくない方に向けて書きます。
 
人のオススメ
を聞きたくなるのが人情ですが、
これをしている限り、機材を決めることは難しいと思います。
 
人によって言うことが異なるからです。
 
直接話しても、
映像系の雑誌を読んでも、
YouTubeで力説している動画を見ても、
 
それぞれ違うものを薦めてきます。
 
さらに言うなら、
時間が経つと、
また新しい機種を薦めてきます。
 
例えば、カメラを大別すると、
 

  1. 業務用ビデオカメラ
  2. 一眼レフ
  3. 家庭用ビデオカメラ
  4. アクションカメラ
  5. スマートフォン

 
くらいに分かれるでしょうか。
 
これ、「どれがいいか?」の説明は難しい。
それぞれ特色が違うからですね。
 
しかし、それぞれの機能や特長を調べていくと、
やっぱり選べない。
 
それぞれ一長一短があることが分かってくるから。
 
悩んだ末に「これがいいかな」
と選んでも必ず、
 
「えー、こっちがいいよー」
という人が現れて気持ちが揺らぐ・・・。
 
例えば、三脚もそうです。
 

  1. 大型三脚
  2. 携帯できるサイズの三脚
  3. 卓上ミニ三脚
  4. 一脚
  5. ジンバル

 
などに大別できるでしょうか。
 
最後のジンバルというのは、
カメラを棒のような機材に装着すると、
ブレがほとんどなくなる、という機器です。
※検索してみてください。
 
さてこれもまた、
それぞれの「いい・悪い」が発生します。
 
機能ばかり比べても選べないわけです。
 
機材は「人のオススメ」は難しい。
 
じゃあどうするかというと、
2つあります。
 
◯ 使う目的を明確にする
◯ 機材レベルも明確にする
 
私が大雑把に分類すると、
機材を選ぶときの判断材料として、
 
A:無難
B:すごい
C:特化型
 
という考え方をすると、
選択できるようになるのでは、と思います。
 
A:無難
 
これはとにかく、
「とりあえずちゃんと見れる動画が撮れればいい」
という考え方。
 
あまり機材にお金をかけたくない、
最初のうちに適しているでしょう。
 
無難だとできないことも発生しますが、
アイデアで乗り切れることも多いです。
 
例)高さが足らない→台に乗せて使う
 
B:すごい
 
これは「質」を重視する考え方。
カメラに詳しい上司がいたり、
映像に目が肥えていたりする場合です。
 
言い換えると、そういう人がいない限り、
あまりすごい機材を使っても
宝の持ち腐れになります。
 
C:特化型
 
最後のこれは、
機材を使う目的が明確で、
かつそれが特殊な場合の考え方。
 
どう特殊かは、後述します。
 
* * * *
 
さて、この3つの分類で、
先ほどのカメラ、三脚を振り分けてみたいと思います。
 
1)業務用ビデオカメラ
→すごいカメラです。
 
2)一眼レフ
→すごいカメラです。
 
3)家庭用ビデオカメラ
→無難なカメラです。
 
4)アクションカメラ
→特化型のカメラです。
 
5)スマートフォン
→無難&特化型カメラです。
 
業務用と、一眼レフは、
使う人の知識が求められます。
よく分からない人が使っても、
その機能を活かしきれないかなあと思います。
 
家庭用ビデオカメラは分かりやすいですね。
子供の運動会などで使える、
誰でも簡単に、をコンセプトに作られています。
 
映像の美しさ、は疑問がありますが、
長時間使えますし、とても無難です。
 
アクションカメラは、
マウンテンバイクの先につけたり、
水中で使ったり、ととにかく特殊な用途。
これも分かりやすい。
 
最後のスマートフォンは、
いろんな場所に設置できる点では特殊ですが、
普段から誰もが持ち歩いている、という点ですぐ使えるため、
無難、というカテゴリーに入れてみました。
 
続いて三脚。
 
1)大型三脚
→すごい三脚です。
 
2)携帯できるサイズの三脚
→無難な三脚です。
 
3)卓上ミニ三脚
→特化型の三脚です。
 
4)一脚
→特化型の三脚です。
 
5)ジンバル
→特化型の三脚です。
 
カメラと違い、特化型、が多いですね。
 
大型は、広い用途に使えます。
が、基本的に大きいので普通の人には扱いがしんどい。
 
携帯できるサイズの三脚は、
価格も数千円で入手しやすい。
 
一方でカメラを固定したいとき、
妙な場所に配置しなければならないことも多い。
 
そこで、各種の特化型が必要になるわけです。
 
手元を撮りたいときは、
高さ15センチくらいの小さいものが活躍しますし、
狭い部屋では、一脚が重宝します。
 
移動撮影だと、ジンバル一択ですね。
 
* * * *
 
まとめると、

あまりこだわりがない方は、
【A:無難】
から選びましょう。
 
社内に詳しい人がいるなら、
【B:すごい】
のを選びましょう。
 
撮る目的が特殊なら、
【C:特化型】
を考えましょう。

これで少しでも、
機材選びが具体的になればと思います。
 
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