機材を選ぶには目的が必要


カメラの使い方、テクニックを知りたい方は多い。
 
でも、カメラマンとしての私が
撮影する時に頭の中に浮かんでいるのは、
 
その目的】なんです。
 
「〇〇のために、こちらから撮る必要がある」
「〇〇のために、これは撮らないようにしよう」
「〇〇のために、ここをアップで撮る必要がある」
 
こんなことを考えながら、
カメラを動かしてベストな構図を見つけます。
 
こんな風に、
テクニックと目的は対になっているんです。
 
逆にいうと、
一切目的もないのに
「いい撮影をしたい」
というのは成り立たない。
 
目的を最初に決めないと、
 
「機能が多いのがいいカメラ」
「最新のカメラがいいカメラ」
 
みたいな判断しかできなくなります。
 
目的を決めず、ただカタログを取り寄せて、機能比較をする。
・・・身悶えするくらい意味のないことです。
 
いらない部分に余計なお金を使い、
その結果「費用対効果が悪い」などというのは馬鹿げています。
 
余談ですが、
「機能が多いのを選べ」
という上司に当たった場合は、
レンタル機材を活用しましょう。
余談おわり。
 
花や虫など小さいものを
撮りたいならマクロレンズが必要。
 
ゴルフのスイングみたいに
動きが早い動作を撮りたいなら連写が必要。
 
料理の細かい油の跳ねを撮りたいなら、
機材はもちろんのこと
キッチンスタジオだって必要になってきます。
 
* * * *
 
では、その撮影の目的とやらを、
どうやって考えたらいいのでしょうか。
 
一番簡単な方法は、
・参考になる動画
・真似をしたい動画、
をいくつか出し合うこと。
 
そしてできる限り頑張って
「なぜその動画がいいと思ったのか」
を言語化して話し合うことです。
 
<例1>
自分はこの動画がいいと思った。
 
職人の目線や指先の動きに焦点があってて
それが真剣さや熱意として伝わってくるから。
 
映像の一つ一つの背景がぼやけていて
焦点があった部分だけに注目できるのもいい。
 
今回の商品のPRのポイントは高級感。
それを訴求するためにこんな動画は合っていると思った。
 
<例2>
自分はこの動画がいいと思った。
 
躍動感や勢いを感じた。
どこからそれを感じたかを考えてみると、
切り替わるどの映像も全て動いている。
 
こっちに向かって走ってくる子供達など、
写っている人はみんな動いているし、
 
商品のパッケージなど動かないものは、
カメラがぐーっと寄ったりして映像が動いている。
 
今回PRしたい新製品のおもちゃは、
人々が夢中になって遊んでいる様子。
 
だから、こんな動画が合っていると思う。
 
* * * *
 
いかがでしょうか。
専門用語などいりません。
ただ、自分が感じたことをどう言葉にするかを頑張ってみる。
 
言語化ができれば、
じゃあそれを実現する機材はなんだろう、と考えるわけです。
 
ここからは専門家の知識が必要になるかもしれません。
そんな時のために私がいます。
 
例えば、
例1は一眼レフがいいでしょう。
24Pというシネマモードで撮影してみるのもいいかもしれません。
 
例2はアクションカメラがいいかもしれません。
撮影していることを意識させない
小さなカメラを使ってみる。
カメラは身体に装着したり空中に放り投げたりもできます。
 
突然
「どのカメラがオススメですか?」
と聞かれても困るのです。
 
「僕、今日何食べたらいいですか?」
って聞かれているようなものです。
 
「東京・神田でとりあえず満腹になりたい」
「お客様の接待で使える懐石料理はないか」
 
こんな風に目的を明確にすることで、
次のステップに進めるんですね。
 
撮影も同じなのです。
 
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