行ってみないと分からない時の撮影準備


先日、インタビュー撮影の仕事がありました。

 

私は普段、関東で仕事をしていますが、
その撮影は西日本。
 
しかしクライアントからもらう情報も
あまりに断片的で、
 
現地の写真もなければ、
そこのホームページを見ても、
いまいちイメージがわきません。
 
さて、そんな状況で
動画を撮影しなければならない。
 
どんな準備をしたらいいのでしょうか。
 
教科書的に撮影の準備について語るなら、
 
・事前にロケハンをして
・インタビューする質問事項も決めて
・きちんと打ち合わせをして
 
・・・みたいな話が出てくることでしょう。
 
でもね。
 
「当日行って見て判断する」
みたいな撮影って実は多いんですよ。
 
* * * *
 
こんな状況での撮影準備について、
参考になるだろうと思いますので、
 
私の考えややっていることをご紹介します。
 
最初にお伝えしたいのは、
機材の話は最後だということ。
 
「インタビューするなら
これとこれが必要だから全部持って行こう」
みたいに機材から考えるわけではありません。
 
【1】まず、動画の目的を明確にする
 
まず、そのインタビュー撮影の
目的とゴールを明確にします。
 
活動と人柄を伝えるインタビュー動画を作る。
これがクライアントの要望です。
 
【2】完成動画をクライアントと共有する
 
今回は、ウェブサイトに掲載する
インタビュー記事との連動動画。
 
スチールカメラマンも同行し、
動画は数分のインタビュー抜粋版。
 
つまり、活動の内容を動画で
丁寧に追う必要はありません。
 
また、すべてのインタビューを
記録する必要もありません。
 
【3】現地で必要なことを洗い出す
 
音声をきちんと収録する必要があります。
 
インタビューする部屋の広さが不明、
しかし、必ずしも広い場所とも限らない。
 
そこで、ワイドコンバージョンレンズを
使うことにしました。
広角レンズ。通称ワイコン。
狭い部屋を広く撮れるレンズです。
 
【4】現地までの移動
 
新幹線での移動、現地ではタクシーを利用。
これで、荷物があまり多いのは
不便と判断しました。
 
また、撮影隊は2名。
最悪どちらかが片手は使える状態にしよう。
 
そうやって、荷物の総量が限定されます。
 
【5】最後に持っていく機材を決める
 
部屋の大きさから、照明機材は最低限に。
 
撮影時間も短いため、
セッティングしやすいことが重要。
また、ワイコンがつけられるカメラ。
 
写真撮影があるので、ピンマイクは
やめてほしいと言われました。
 
しかし無線マイクは必須。
どこか見えない場所にマイクを仕込むことにしました。
これだけは、当日急いで決めます。
 
* * * *
 
自分の車で移動し、
その中にあらゆる道具を用意しておく、
 
なんてことができる撮影現場ばかりではありません。
 
動画撮影の準備は、完成形から逆算する。
 
こんな考え方も、重要なのです。