4K撮影のこんな活用方法

撮影のコツ

いろんなカメラがありますが、
その違いの一つは解像度です。
 
つまり、
「どれだけきれいに撮影できるか」
 
一般家庭のテレビで十分きれいなのは、
<フルハイビジョン>という解像度。
 
今はどのカメラでも標準になっています。
 
一方で数年前から、
家電量販店でもおススメされているのが
<4K>という解像度です。
 
・フルハイビジョン:1920×1080
・4K:3840×2160
(単位:ピクセル)
 
こんな違いになります。
 
4Kは、フルハイビジョンに比べ、
縦・横ともに2倍のサイズ。
画面全体としては4倍のきれいさ、と言えるでしょう。
 
さて。
 
フルハイビジョンで十分きれいなのに、
その4倍のきれいさで撮影する必要があるか?
 
しかも結局、YouTube用などに
圧縮してしまうのに!!
 
・・・これが私の正直な見解です。
 
4Kで収録すると、
 
・データ容量も食うし、
・パソコンもスペックが求められるし、
 
一般的に、いいことはあまりないんじゃないか。
 
* * * *
 
というわけで、
 
「4Kカメラは不要である」
と言い切ってきた私ですが、
 
今回は、
「4K撮影も悪くないぞ」
という話をしたいと思います。
 
SNSで料理の俯瞰動画が流行りました。
 
料理をしている様子を
真上から撮影して早送りする動画です。
 
先日、自宅でお好み焼き(広島人なので、いわゆる広島風)を焼く際、この俯瞰撮影をしてみたのです。
 
使用したカメラはGoPRO。
 
マウンテンバイクに付けたり、
スキーヤーなどが撮りながら滑走したりした
映像で有名になったカメラ。

 

 
俯瞰撮影のためには、
本来なら足場を組みます。
カメラを高い位置に固定するために。
 
しかし私ごとですが、我が家には高速ハイハイをする赤ちゃんがおりまして。
 
目に付くものを片っ端から触って倒す。
とてもとても三脚なんか立てられません。
 
そこで、天井からひもで吊るす、という撮影方法となりました。
※カメラが揺れるのでおススメしません。イレギュラーです。
 
GoPROなら片手で握れる小ささ。
吊るすのには最適です。
 
さて、お話ししたいのは解像度について。
 
このGoPROを使って、
4Kで撮影することにしたのです。
 
意図的に。
 
広島人の愛するお好み焼きを
とにかくきれいに撮りたい!
 
・・・という理由ではありません ^^;
 
GoPROを使ったことがある人は
ピンとくると思いますが、
このカメラは広角に撮影できます。
 
狭い部屋で使っても、
部屋全体が撮影できてしまうのです。
 
つまり、天井からつるしたGoPROには、
ホットプレート【以外のもの】がいろいろ撮れてしまうのです。
 
実際、撮影したデータには、
 
・何度もしのび寄っては連れ去られる赤ちゃん
・風呂上がりに裸で走り回る長男
 
といった、余計なものがいっぱい写り込んでいました。
 
でもこれは想定内。
 
編集の際に、映像を拡大し、
写り込んだ余計な部分をカットできるのです。
 
4Kで撮影したデータは、
編集の時に拡大しても、
フルハイビジョン並みのきれいさを保っている。
 
これが、今回あえて4Kで撮影した理由でした。
 
撮影した内容はこんな感じです。
 


 
※吊るしたため揺れる映像を、premiereProで補正しています。
 
今回の撮影では、
 
・吊るすしかないからGoPROを使用
・GoPROだと広範囲に撮れてしまう
・だからあえて4Kで撮影
・編集の時に拡大して調整
 
という工程となりました。
 
編集の時に拡大することで解決できる、
という撮影環境においては、この手法は使えると思います。
 
ただ、あくまで部分的な使い方をおススメします。
 
4Kはやはり、
パソコンの処理が重くなるだけですからね。
 
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